吐き出した汚物のその絶望的な黒さ

自分の書いたものを見て、正直当惑することがある。
それは失望でもなく、昂揚でもない。
本当にただ、当惑した、というのが正しい。
一体、自分のどこからこの言葉は出てきたのだろうか?そもそも自分が本当に書いたものなのだろうか?
当惑が私の頭に浮かんだ瞬間に、その言葉はもう私のものでもない。勝手に息をし、生活を始める。
私は当惑した上に、喪失感を味合わなければならない。しかし、そういうことなのだ。