2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

落下した白頭鷲の首を掲げるインディオ

戦争のない時代に生まれてよかったね。茶色く垂れた雲の先端を見つめて、歩きつづけなければいけない灰色の平坦な道路がある。 飽きるほど食べ続けた透明な鉛玉を血とともに吐き出し、その中に眠る女王の口付けを懇願する夜がある。 柔らかく暖かい寝床で不…

弾丸の行方

彼は復讐の連鎖から逃れるために自分の頭を打ち抜いたのではない。 復讐する機会を永遠に奪うことで、相手に無限の苦しみを舐めさせるために、彼は自分の眉間に銃口を向けた。